2023年の全国新築分譲マンション市場動向
相談カテゴリ: トピックス
㈱不動産経済研究所より発表された、2023年の首都圏新築分譲マンション市場動向によると、
首都圏における2023年の新築マンション発売戸数は、26,886戸、前年同期比9.1%減でした(過去最多は2000年の95,635 戸)。
地域別では、
東京23区:11,909戸(前年同期比△10.3%)
東京都下:2,282戸(同△3.3%)
神奈川県:5,962戸(同△36.3%)
埼玉県 :3,030戸(同△35.8%)
千葉県 :3,703戸(同△13.7%)
と全てのエリアで減少となっています。
戸当たりの平均価格は8,101万円、1㎡当たりの平均単価は122.6万円で、
前年比では平均価格は1,813万円(28.8%)上昇、㎡単価は27.5万円(28.9%)上昇しました。
平均価格は5年連続、㎡単価は11年連続上昇で、
平均価格、㎡単価ともに最高値を大幅に更新する結果となりました。
地域別では、
東京23区:11,483万円(+39.4%)、172.7万円/㎡(+34.1%)
東京都下:5,427万円(+3.7%)、81.5万円/㎡(+2.4%)
神奈川県:6,069万円(+12.2%)、93.2万円/㎡(+14.2%)
埼玉県 :4,870万円(△7.5%)、76.7万円/㎡(△1.3%)
千葉県 :4,786万円(+4.0%)、70.2万円/㎡(+6.0%)
2023年の特徴としては、
発売戸数は2年連続の3万戸割れ、東京23区以外のエリアがいずれも減少しました。
しかし、高級・高額住戸の積極供給で売り上げは上昇、販売総額は2年ぶりの2兆1,000億円台になりました。
価格は戸当たり、単価ともに記録的な高値で東京23区は初めて平均1億円の大台を突破しました。
初月契約率は3年連続の70%台、東京23区のほかに東京都下、千葉県が7割を上回りました。
発売戸数は減じていますが、却って市場は活気づいているような印象をもてます。
なお、2024年の供給は3万1,000戸、2023年に比べ15.3%増で23区周辺の近郊エリアで供給拡大が見込まれています。
更新日:2024年3月11日
- 相談カテゴリ:
- トピックス